ポーカーは世界中で愛されるカジノのカードゲーム。5枚のカードでより強い役を作り出したプレイヤーが勝利する、というのが基本的なルールです。
ポーカーには10種類の役がありますが、その中でも一番弱い役がハイカードです。ハイカードは、いかなる役も揃っていない「役なし」の状態とも言うことができます。
この記事では、ハイカードの定義や組み合わせ、強さ、そして確率について、ベラジョンが詳しく解説します。
初心者でも直感的に理解できるよう、具体例を交えて説明しますので、ぜひ最後までお読みください!
ポーカーのハイカードとは
ハイカードとは、ポーカーの役の中で最も弱い役であり、ペアやストレート など他の役が存在しない場合に成立するものです。
例えば、次のような手札がハイカードに該当します。
【♣4、♥5、♣8、♥10、♥K】
同じ数字が揃ったペアや、数字の連続、スートの一致など、役を形成する要素が1つも揃っていないのが分かりますね。
ハイカードの組み合わせ
ハイカードは、他の役 (ワンペアやフラッシュなど) がない場合にのみ成立します。カードのスート (絵柄) は、役の強さには影響しません。
初心者の中には、同じ数字のカードがある場合にハイカードと混同することがありますが、これは「ワンペア」となりますので注意してください。
- ハイカード: ♦4、♠5、♠7、♥10、♥K
- ワンペア: ♦4、♠5、♠7、♥7、♥K
このような場合、「7」が2枚ある手札はワンペアなります。ハイカードの手札には、同じ数字のカードは含まれていません。
ワンペアとハイカードでは、ワンペアの勝利に。
このように、1枚のカードの違いが勝敗を左右することもあるんです! このスリルがポーカーの醍醐味とも言えるかもしれませんね!
ハイカードの強さ
ポーカーの役は強さに応じて順位が決められており、ハイカードはその中で最も低い位置にあります。
ポーカーの役の強さををリストで再確認してみましょう♪
- ロイヤルストレートフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- フォーカード
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリーカード
- ツーペア
- ワンペア
- ハイカード
このように、ハイカードは、ワンペア以上のどの役にも敗北してしまいます。
しかし、1デッキ52枚のカードを使ったポーカーゲームにおいて、最終的な手札がハイカードになる確率は約50%。
他のどの役よりも圧倒的に高確率なんです!
そのため、ハイカード同士の対戦が勝敗を分ける場面が頻出します。ハイカード同士の強弱の見分け方をハイカードが揃った際の戦略をしっかり理解しておきましょう。
ハイカード同士の強弱
ハイカード同士が対戦した場合、以下のルールで勝敗が決まります。
- 最も高いカードの数字を比較します
- 同じ場合は、次に高いカードを比較します。
- これを5枚全てで行い、それでも同じ場合は引き分けとなります
ちなみに、ポーカーにおけるカードの強弱は以下の通り、
2<3<4<5<6<7<8<9<10<J<Q<K<A
例えば、
- プレイヤー1: ♥A、♠10、♦8、♦5、♦2
- プレイヤー2: ♥A、♠10、♥7、♦5、♣2
この場合、最も高いカードは「A」で同じ、2番目のカードも「10」となり同じです。
そのため、3番目のカードを比較し、「7」よりも大きい「8」を持っているプレイヤー1の勝利となります。
ハイカードが出た場合の戦略
自分の手札がハイカードの場合は、慎重に判断する必要があります。
無理に勝負を続けずに、フォールドやチェックを選択するのも重要な戦略の1つです。
また、コミュニティーカード5枚を見極めることが戦略決定の鍵となります。
数字が近いカードが多くあったり、スートが揃っていたりする場合は、相手がワンペア以上の役を作り出している可能性が高いです。
慎重なプレイを心がけましょう。
ただし、ハイカードでも、AやKなどの高い数字があれば勝利のチャンスが高まりますので、その場合は勝負を続行するのも良いかもしれません。
オンラインカジノ特有の注意点
オンラインカジノのポーカーは、複数のプレイヤー同士ではなく、ディーラーとの1対1の対戦となります。
そのため、一部のゲームでは「ディーラーが一定以上の役を持っていない限り、勝負が成立せず、強制的に引き分けとなる」というルールを設定しているものもあります。
つまり、自分がハイカードで、ディーラーもハイカードなどの弱い役だった場合、役の強弱に関わらず引き分けになることがるわけです。
このようなルールが適用されると、ゲームを続けるかどうかの戦略も変わってきますので、プレイ前に必ず各ゲームのルールをご確認ください!
ハイカードが出る確率
1デッキ52枚のトランプの中からランダムに5枚を選んだ場合、その手札がハイカードとなる確率は、約50.1%とされています。
つまり、ポーカーのラウンドの2回に1回はハイカードになるということ。それだけ頻出する役だと覚えておいてください。
ちなみに、出現確率を他の役と比較すると、以下の通りです。
役 | 確率 |
ハイカード | 約50.1% |
ワンペア | 約42.3% |
ツーペア | 約4.75% |
ハイカードに近い確率で出現するハンドは、ワンペアのみです。
しかし、ワンペアと対戦するとハイカードは負けてしまうため、自分の手札がハイカードの場合は慎重なプレイが大切です。
まとめ
本記事では、ポーカーのハイカードの定義や強さ、確率について詳しく解説しました。
ハイカードはもっとも弱い役でありながら出現確率が高く、ポーカーの基本中の基本とも言えるハンドです。役が何も成立していない状態のことを指すので、初心者にとっても理解しやすいですね。
覚えておくべきポイント:
- ハイカードは役が成立していない場合に適用
- ハイカード同士の勝敗は、最も数字の高いカードを比較して決定
- 最高の数字が同じ場合は、次に高いカードで勝敗が決まる
- ハイカードの出現確率は約50%と高いが、勝率は戦略次第
ポーカーのルールやハイカードについて理解できたら、次のステップとして、ツーペアなど他の役についても理解を深めることをおすすめします。初心者の方は、役の順位や確率を覚えつつ、少しずつ戦略を身につけていきましょう。
オンラインポーカーに挑戦する場合は、ぜひベラジョンカジノでプレイしてみてください!
ハイカードに関するよくある質問
最後に、ポーカーのハイカードに関してよくある質問をまとめました。
オンラインポーカー特有の注意点なども紹介していますので、ぜひベラジョンでプレイする際の参考にしてみてくださいね♪
ポーカーのハイカードとは何ですか?
ハイカードは、ポーカーにおいて最弱の役 (ハンド) です。
ワンペアなどの組み合わせが1つも成立していない「役なし」の状態をハイカードと呼びます。
ハイカード同士の勝敗はどうやって決まりますか?
ハイカード同士の対戦では、最も高いカードの数字を比較します。
それでも決着がつかない場合は次に高いカード、その次、次…と5枚全てを比較して、数字の大きい方が勝利です。
5枚すべて同じ場合は引き分けです。
カードのスート (絵柄) は勝敗には関係しません。
ハイカードで勝つことはできますか?
はい、ハイカードでも勝つことはできます。ただし、相手も役を揃えておらず、ハイカードの場合のみに限られます。
また、AやKなどの高い数字が含まれないハイカードだと、勝利のチャンスは低くなります。戦略的なプレイが必要です。
ハイカードの確率はどれくらいですか?
1デッキ52枚のカードからランダムに5枚を選んだ場合、ハイカードが出る確率は約50%程度です。これは他の役に比べて最も高い確率です。
頻出する役なので、すぐに覚えられるはずです。
ハイカードが出た場合の注意点は?
ハイカードが強い手になるケースは少ないため、無理な勝負は避けましょう。
自分の手札だけでなく、コミュニティーカードもしっかりと見極め、勝てる見込みが少ないと判断した場合にはフォールドやチェックを選択することも重要です。
オンラインポーカーでハイカードをどのように活用すべきですか?
オンラインポーカーでは、ゲームによってはディーラーの役によって、勝負が続行せず自動的にプッシュ (引き分け) となる場合があります。
このように、ディーラーの参加資格に制限があるゲームの場合は、ハイカードでも勝負を降りずにプレイすることが特になる場合も。
ルールをしっかりと把握し、状況にあった戦略的な判断が求められます。
この記事を書いた人

田中将太
オンラインカジノに特化した日本語と英語のバイリンガルコンテンツライターです。サンフランシスコ州立大学でクリエイティブ・ライティングを専攻し、精緻なストーリーテリングと高品質なライティングで読者を魅了します。
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