
物語の始まりは、未来の世界。2770年のことです。
未来では、現在では想像もできないほど、便利で楽しい家電が発明されており、ラッキーもそのひとつ。大量生産されている貯金型ロボットの1つとして、2770年の7月7日に製造されました。
この貯金型ロボットは、現代の貯金箱と同じように、100円玉や10円玉の硬貨をチャリン、チャリンと入れていきます。しかし、その役割が、ちょっと違うのです。
未来では、インターネットの普及に伴い、お金の形が変化。
現代で使われている「硬貨」はもう流通していません。だから、とっても貴重なもの。
そんなプレミアムな硬貨を貯金型ロボットに貯めることで、貯金型ロボットに魂が宿るのです!
そして、持ち主の金運をアップさせてくれちゃう、なんともうれしい便利家電。
まさに、食パン以来の大発明! ラッキーにも無事に魂が宿り、現在のいきいきとした姿になったというわけです。
そんなある日、ラッキーが見たものとは…?
(第2話に続く)